たぶん、エネルギーが有り余っていたのだろう。 二年前の夏、大阪から東京まで自転車で旅行した。12日間かけて往復した。 そのとき履いていったのがこいつだ。 その次の夏、今度は二週間かけて台湾を一周した。山道を進んでいるとき台風に遭い、自転車を押しながら泥水の中をじゃぶじゃぶ歩いた。 そのとき履いていったのもやはりこいつだ。 今までで一番愛着のある一足。 こいつを見ると、「さて、今年の夏は…」なんて思ってしまう。
就職が決まった3年前の春、バリバリ働く女性になりたいと背伸びをしてヒールがあるちょっと高い靴を買った。
特別な現場にだけ履いていく靴。
そんな大切にしていた靴をこの間大切な人に後ろから踏まれて破られてしまった。
「近くに寄りすぎちゃった・・・。」
今度お詫びに靴を買ってくれるという。その時には後ろがとてつもなく頑丈なスニーカーを買ってもらおう。
私はロックバンドでドラムを叩いている。ドラマーはみんな靴には気を使うのだが当時私は靴下のまま叩いていた。
翌日から私は気に入って履いていたエンジニアブーツでドラムを叩く事にチャレンジしだした。最初はとまどったが今は手放せない一足だ。 底が減ったら張り替えて履き続けるだろう。 これからもヨロシクね。